応用環境システム学専攻
応用環境システム学専攻では、海洋環境の解明・利用・保全に関した学理と技術に関連する学際領域の開拓と教育研究を行い、海流の変動機構・物質拡散の計測と予測、資源探査技術の創出、海洋生物と環境の関わり、安全効率的な海上交通輸送システムの構築、先端推力システムの開発、海洋管理政策提言等を対象とします。海と人間の共生の観点から総合的能力を持ち、指導的な立場に立てる人材の養成を目指します。
求める学生像
海を知り、守り、利用する観点から、海洋環境の調査や保全・修復のテクノロジー、海上輸送と港湾における物流、エネルギーの高効率利用に関わる先進の科学技術について、多面的思考を以って取り組むことによって問題解決に至る能力を有する学生を求めます。
専攻分野
- 海洋環境学
- 環境保全システム学
- 海洋利用システム学
- ロジスティクス
- 海洋機械システム学
- 産業政策文化学
- 海上安全テクノロジー
- 海洋探査・利用工学
海洋機械システム学
地球環境を護りつつ人類が海を有効にかつ安全に利用するために必要な さまざまな機械とそのシステムを取扱います。
機械工学、電気・電子工学、エネルギー・環境工学、材料学、計測・制御工学、 システム工学、安全工学などの総合的な知識を土台とし、舶用エンジン、タービン、 発電機、舶用機械・電気設備、海洋構造物・海上プラント、海中ロボット、観測機器、 燃料電池や超電導モータなどの新しい動力システム、新しい機器・材料などの 最先端技術について教育研究を行います。
海洋機械システム学専攻分野紹介
研究内容
海洋機械システム学専攻分野では、14の研究分野(ロボット制御工学、海洋システム制御工学、機能材料工学、ターボ動力工学、舶用推進工学、環境エネルギー工学、パワーエレクトロニクス、材料表面工学、材料環境工学、熱エネルギー機器工学、超伝導工学、数値流体力学、光計測工学、機械設計工学)で精力的に研究を行っており、それぞれの研究を通じて、高度の専門能力と独創性、ならびに豊かな教養と高い倫理性を兼ね備え、国際的に活躍できる高度技術者や教育者を育成します。
学習方法
学部教育において機械、電気、電子、制御、情報、材料などの幅広い基礎工学分野を実験・演習を通じて学び、総合工学能力を身に付ける。 大学院ではその中でも機械系分野に特化し専門性を高め、論理的思考や工学センスを培います。
魅力
マリンテクノロジーである海洋機械システム学は、陸上や宇宙のプラント開発にも役立つ重要技術として既に認められている。環境調和や省エネルギー技術の進展、 新技術の開発、国際化の進展などにより、今後、管理技術者に必要とされる高度で複雑な機器・プラントに対応できる技術力、 幅広い工学知識と豊かな国際性を身に付けることができます。
Grant opportunities
奨学金について
日本学生支援機構(略称:JASS0)奨学金(2007.3現在) http://www.jasso.go.jp/
日本学生支援機構(旧 日本育英会)奨学金は、人物・学業ともに優れかつ健康であって、経済的理由により修学が困難であると認められる者に対し、選考のうえ学資の貸与を行っています。
1)奨学金の種類
・第一種奨学金:無利子の貸与です。
・第二種奨学金(きぼう21プラン):有利子の貸与です。
2)貸与月額と貸与期間
・貸与月額(博士後期課程1年生の場合)
第一種奨学金:122,000円
第二種奨学金(きぼう21プラン):50,000円、80,000円、100,000円、130,000円の中から希望額を選択
貸与期間
貸与開始の年月から卒業又は修了予定の最短年月までの期間です。
学部を卒業して引き続き水産専攻科及び乗船実習科へ入学する場合は「貸与期間延長願」を提出して、延長することもできます。
※このほかにも、地方公共団体や民間奨学団体の奨学金もあります。
Prerequisites
課程修了の要件
博士後期課程に3年以上在学し、10単位以上を修得、かつ、必要な研究指導を受けた上、博士論文の審査及び最終試験に合格することが必要です。
学位の種類
博士(海洋科学)
学位審査の方法
学位論文の審査及び最終試験により行います。
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