応用環境システム学専攻
応用環境システム学専攻では、海洋環境の解明・利用・保全に関した学理と技術に関連する学際領域の開拓と教育研究を行い、海流の変動機構・物質拡散の計測と予測、資源探査技術の創出、海洋生物と環境の関わり、安全効率的な海上交通輸送システムの構築、先端推力システムの開発、海洋管理政策提言等を対象とします。海と人間の共生の観点から総合的能力を持ち、指導的な立場に立てる人材の養成を目指します。
求める学生像
海を知り、守り、利用する観点から、海洋環境の調査や保全・修復のテクノロジー、海上輸送と港湾における物流、エネルギーの高効率利用に関わる先進の科学技術について、多面的思考を以って取り組むことによって問題解決に至る能力を有する学生を求めます。
専攻分野
- 海洋環境学
- 環境保全システム学
- 海洋利用システム学
- ロジスティクス
- 海洋機械システム学
- 産業政策文化学
- 海上安全テクノロジー
- 海洋探査・利用工学
ロジスティクス
生活や経済活動の基盤であり国際化・情報化により進展しているロジスティクスについて、 輸送・保管・流通加工・流通情報・流通経営などの分野を対象に、経済的効率化や社会的効用の増進を目的として、 海・陸・空の複合一貫輸送システム、生産から消費までの流通システム、物流と一体となった流通情報システム、 およびロジスティクス・システム全体を対象として、計画・設計、運用管理、戦略・政策立案などに関する 教育研究を行います。
ロジスティクス専攻分野紹介
研究内容
商品や貨物の輸送や保管等に関する物的流通及び商取引に関する商業的流通を対象として、工学、情報学、数物系科学、社会科学の各分野に関する研究を行う。例えば、輸送や施設配置等に関する計画、在庫や情報等に関する管理等に関する最適化理論や数学的解法等に関する研究のほか、交通政策や産業政策等に関する理論的かつ実証的な研究を行う。
学習方法
生産や輸送計画、さらには施設配置計画などに関する最新の計画・設計技法をケース・スタディーを用いて修得するとともに、その理論について学ぶ。また、社会における実証実験など、実社会における事例から最新の経済・経営に関する理論の修得やその実社会への応用方法について学ぶ。
魅力
IT革命に伴う情報化の進展や経済のグローバル化に伴って、産業界は大きな構造変化の中にさらされています。このため、国際的な競争優位性を築いていくために、ロジスティクスを生産と販売とともに重要な部門と位置づける企業が増えてきました。ロジスティクスについて体系的に学ぶことのできる大学は、わが国には他になく、社会から注目されています。
Grant opportunities
奨学金について
日本学生支援機構(略称:JASS0)奨学金(2007.3現在) http://www.jasso.go.jp/
日本学生支援機構(旧 日本育英会)奨学金は、人物・学業ともに優れかつ健康であって、経済的理由により修学が困難であると認められる者に対し、選考のうえ学資の貸与を行っています。
1)奨学金の種類
・第一種奨学金:無利子の貸与です。
・第二種奨学金(きぼう21プラン):有利子の貸与です。
2)貸与月額と貸与期間
・貸与月額(博士後期課程1年生の場合)
第一種奨学金:122,000円
第二種奨学金(きぼう21プラン):50,000円、80,000円、100,000円、130,000円の中から希望額を選択
貸与期間
貸与開始の年月から卒業又は修了予定の最短年月までの期間です。
学部を卒業して引き続き水産専攻科及び乗船実習科へ入学する場合は「貸与期間延長願」を提出して、延長することもできます。
※このほかにも、地方公共団体や民間奨学団体の奨学金もあります。
Prerequisites
課程修了の要件
博士後期課程に3年以上在学し、10単位以上を修得、かつ、必要な研究指導を受けた上、博士論文の審査及び最終試験に合格することが必要です。
学位の種類
博士(海洋科学)
学位審査の方法
学位論文の審査及び最終試験により行います。
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